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「ファブレス」という選択の意味

​​SAKE HUNDREDは、各商品のコンセプトや最高の体験設計を描き、その理想を実現してくれるもっともベストな酒蔵に、私たちの想いとともに製造を託し、ひとつの商品としてかたちにしていきます。

ラグジュアリーブランドの多くが自社の工場や職人を抱えていますが、私たちは、いわゆる「ファブレス(=自社の製造所を持たない)」という選択をしました。今回は、その理由と背景にある想いをお伝えします。

SAKE HUNDREDは、単に高価格な日本酒を売るブランドではありません。

私たちがラグジュアリー市場を切り拓くことで、日本酒産業全体はもちろんのこと、それを支える農業をはじめとした一次産業など、日本酒に関係するすべてのサプライチェーンのサステナブルな成長に寄与したい。そんな想いがブランドの根底にあります。

つまり、自社の成長や利益のみならず、日本酒産業を中心に、社会そのものをより良くすることに貢献したいのです。

もし、私たちがすべての商品を自社の酒蔵で製造した場合、ブランドがどれだけ成長しても得られる利益は自分たちにしか還元されません。一方で、全国の酒蔵とパートナーシップを結ぶことで、その成長や利益は、各地の酒蔵や酒米農家、そして関係する企業や個人に還元されます。

SAKE HUNDREDが「ファブレス」を選択した背景には、こうした考えがあります。

また、日本酒のもっとも大きな魅力のひとつである「多様性」をお客様に伝えるという点においても、大きな意味があります。日本各地には、さまざまな個性を持つ酒蔵が存在します。純米大吟醸酒を造るのが得意な酒蔵、スパークリングに長けた酒蔵、伝統的な生酛造りにこだわりを持つ酒蔵など、製法だけをとっても、多様性に満ちあふれています。それはひとつの酒蔵だけで表現しきれるものではありません。

そうした日本酒の豊かさを伝えたい。全国のさまざまな酒蔵とパートナーシップを結ぶことには、そんな想いも込められているのです。

すべては、お客様に最高の価値を提案するため。そして、この日本酒産業の発展のためなのです。

2023/05/19

SAKE HUNDRED
Founder
生駒龍史

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