30年熟成 『現外』 先行予約販売
ただいま、30年熟成『現外』の先行予約販売を実施中です。
先行予約に限り、送料無料で『現外』をお届けいたします。
『現外』は現在も熟成タンクで保管されており、2025年4月8日(火)に30年の熟成を迎えます。
その日を待って、商品を出荷いたします。
ご購入を検討中の方へ
『現外』についてさらに詳しい情報を希望される方は、下記よりメールアドレスをご登録ください。
『現外』誕生のストーリーや、味わいの詳細などをご案内いたします。
Message
阪神・淡路大震災から30年を迎えた今年、『現外』もまた誕生から30年を数えました。
2018年にスタートしたSAKE HUNDREDは、震災当時は存在していなかったブランドです。
『現外』の発売当時、創業からまもない私たちがこのような震災を背負った商品を扱って良いのかと幾度も葛藤しました。
しかし、震災から時が経ったからこそ、当事者ではない者が後世に伝えてゆくことにも意味があるのではないか。
そんな強い想いと『現外』の確かな価値、そして何より唯一無二の美味しさを信じ、世に出すことを決意しました。
熟成酒の価値は、歳月が持つ前向きな力を教えてくれることにあります。
30年という歩みを経てさらに磨きがかかった『現外』が、未来への希望とともに、皆様に幸せな時間をお届けできれば幸いです。
過去を慈しみ、豊かな未来へと想いを寄せて。
“熟成のマジック”ともいえる、『現外』の比類なき味わいをお愉しみください。
コンセプト
時が刻まれた、運命の熟成酒。
20年を超える熟成により、甘味・ 酸味・苦味・旨味が複雑に絡みながら高い次元で調和。人智を超えてもたらされた味わいは、円熟味を帯びた優雅さを感じさせます。大震災を乗り越え、長い歳月が刻まれたこの1本には、ヴィンテージ日本酒の可能性が秘められています。
時を超える、理を超える。
人智を超えた天運と、長い年月によってもたらされた『現外』。その銘は「現在の理の外にある、唯一無二の存在」という意味を込めて名付けました。しかし同時に、この日本酒ができた背景には、確かな人の意志が宿っています。
味わい
円熟を極める、複雑性と調和。
外観は深みのある美しいアンバー。立ち上る香りは、複雑でいて芳醇です。口に含むと、甘味・酸味・苦味・旨味が一体となった円熟味を帯びたまろやかさと、透明感すら思わせる優雅な味わいが感じられます。香りで感じられる熟成の印象とはまた違った、乳酸主体の甘酸っぱさが心地よく、ミネラルが全体をまとめます。心地よい酸味が持続し、妖艶なフィニッシュを創ります。推奨温度は、高貴な熟成香や多層的な味わいがしっかり感じられる常温よりもやや低い15~20℃です。
香り
しっかりとしたアロマで、カラメルのような甘味とビターチョコレートのような苦味、ドライフルーツ、オリエンタルスパイスなどのニュアンスのある複雜で濃厚な熟成香。グラスを回すと、乳酸のような酸味、ミネラル感、旨味を思わせる香りも広がります。
口当たり
口当たりは非常にスムースで上品です。なめらかな舌触りがしっとりと旨味を感じさせ、舌の上をシルクのように流れていきます。
余韻
長く、深く、豊かに伸び、『現外』というひとつの物語を美しく締めくくります。心地よい酸味が持続しながら、バランスに優れたフィニッシュです。
ペアリング
『現外』特有の芳醇な味わいと透明感は、良質な肉・魚のジューシーな旨味にぴたりと寄り添います。複雑で熟成された香りは、グリルされた肉料理と驚くほど調和します。
製造
時間が生み出した、唯一無二の風格。
時間がもたらす
価値と可能性
日本酒を適切な環境で熟成させると、色味や味わいが深く濃く複雑に変化していきます。しかし、長い熟成期間のある瞬間から味わいの透明感が増し、高貴な品格を帯びることがあります。この現象を人間の手で呼び起こすことはできません。時間という要素が日本酒にもたらす変化には、大きな可能性が秘められています。
阪神淡路大震災の
被災を乗り超えて
1995年1月17日。阪神淡路大震災によって倒壊した酒蔵で奇跡的に残ったタンク。そこに入っていたのは、「酒母」と呼ばれる、醸造の途中段階の液体でした。醸造設備の被災により次の工程に進めることが叶わず、やむなく酒母の段階で搾られ清酒となりますが、味香のバランスがとれておらず、商品化はできませんでした。そのため、熟成による味わいの変化に一縷の望みを託し、のちに『現外』となる酒は熟成庫で眠りにつくことになったのです。
再現不可能な
熟成のマジック
熟成タンクで20数年。そのお酒には、造り手すら想像しなかった味わいがもたらされました。鋭い酸味は心地良く、べたつく甘味はまろやかに、甘味・旨味・酸味・苦味のすべてが調和し、円熟したまろやかさと同時に、気品と透明感を併せもつ奇跡的な味わいへと至りました。
Contents about GENGAI
Activity
神戸大学の学生と、
震災にまつわるトークイベントを開催
震災から30年を迎えるにあたり、SAKE HUNDREDは兵庫県・神戸市の震災30年事業に共感し、未来へ想いを繋ぐ企画を実施しています。
その一環として、1月9日(木)に神戸市で、トークイベント「学生記者に学ぶ阪神・淡路大震災の今。次の世代に繋ぐための視点」を開催。 『現外』とともに震災を経験した沢の鶴株式会社 取締役 製造部部長 西向賞雄氏、神戸大学の学生記者 奥田百合子氏、そしてブランドオーナー生駒龍史が、震災からの30年と未来へつなぐための取り組みについて語り合いました。
対談の様子はこちら >>Discover
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