ブランドは「こう見られたい」からは生まれない
ブランド事業を営んでいると、「お客様からどのように見られるか」を強く意識することになります。特に、私たちのように高級酒を扱うブランドであれば、「高級ブランドとして認識されたい」と考えるのは自然なことです。
ブランドの印象は、商品の品質や味わいから始まり、ブランドサイトのクリエイティブ、テキスト、佇まい、カスタマーサポート、そして流通環境まで、あらゆるアウトプットの積み重ねによって形づくられます。つまり、「何をするか」によって「何者だと思われるか」が決まるのです。
ここで注意すべきなのは、「高級ブランドとして見られたい」「ラグジュアリーブランドとして認識されたい」という思いが先行するあまり、実態と乖離したアウトプットをしてしまうことです。ブランドの本質は、あらゆる接点を通じてお客様に伝わります。上辺だけの高級感や、真実味を伴わないコミュニケーションは、すぐに見透かされてしまうもの。大切なのは、「こう見られたいからこうする」という発想ではなく、自分たちが「やらずにはいられないこと」を愚直にやり続けることです。
SAKE HUNDREDであれば、徹底して高品質な商品をつくり続けること。そして、温かさのあるホスピタリティを追求し続けること。自分たちが心の底から大切だと信じていることをやり続ける。それこそがブランドの本質であると思っています。
ブランド運営において肝要なのは、つくり手自身が「自分たちの存在意義」を深く理解していることです。単に「高価で美味しいお酒を売る」という発想ではなく、商品はあくまで手段であり、その先に何を実現したいのかを明確にしなければなりません。
「自分たちは何のために存在し、どのような価値を社会に届けたいのか」
その理解が深ければ深いほど、なすべきことは自ずと見えてきます。逆に、ここが曖昧なままでは、それらしく振る舞うだけで、何者にもなれないまま停滞してしまうことにもなりかねません。
私たちSAKE HUNDREDは、「心を満たし、人生を彩る」というブランドパーパスを掲げています。
そのために、私たちは何をやらずにはいられないのか。お客様の幸福のために、何をやらずにはいられないのか。
その問いを常に自分たちに投げかけながら、これからも血の通ったコミュニケーションとサービスを届け続けてまいります。










