500mlで「約25万円」の “ヴィンテージ日本酒”
人生で一度は飲みたい。あの大震災を乗り越えた
“奇跡の日本酒”が世界の人々を魅了する理由。
ひと瓶(500ml )が「約25万円」という、高額で取引される “奇跡のヴィンテージ日本酒” が存在することをご存知だろうか?
日本酒とは思えない、深みのある美しい琥珀色をしており、香りは複雑でいて芳醇。
「甘味」「酸味」「苦味」「旨味」様々な味覚が一体化した優雅な味わいは、まろやかさと同時に、透明感すら思わせる。
想像を超えた香りや味わいは、長い年月によって熟成された代物だ。
「日本酒でヴィンテージ?」と不思議に思う方もいるかもしれないが、確かに存在する。
それが、1995ヴィンテージ日本酒「現外(げんがい)」だ。
世の中に品評会は数あれど、
『現外』の存在価値は、一般的な評価におさまることはない。
まさに「現在の理の外にある」唯一無二の存在として命名された通りの逸品だ。
実はこの『現外』は、阪神・淡路大震災を乗り越え、
執念ともいえる人間の意思の力が宿った奇跡の賜物なのだ。
今回はお酒好きはもとより、
そのストーリーを知れば誰もが一度は口にしてみたいと思う、
ヴィンテージ日本酒『現外』の魅力を、余すことなくお伝えしたい。
ヴィンテージ日本酒の中でも一線を画す、特別な存在
お酒のヴィンテージというと「ワイン」や「ウィスキー」を想像されるに違いない。
そもそも「日本酒を “寝かせる” 」という発想自体はそれほど一般的ではない。
そんな中、現外は「ヴィンテージ日本酒」として、国内外から高い評価を受けている。
実は日本酒は適切な環境で熟成させると、
「色味」や「味わい」は複雑に変化していく。
だがあまりにも複雑に変化していくため、どのような「香り」や「味わい」になるか予想されづらく、思い通りに熟成することは困難だ。
しかし時として、熟成によって味わいの透明感が増し、高貴な品格を帯びることがある。
このように高品質な存在自体が稀な存在であるヴィンテージ日本酒の中でも、『現外』は一線を画す。
『現外』は“とある天運”と“確かな人間の意志”が宿った奇跡の日本酒なのだ。
大震災の中で生き残った天運と「未来への希望」を信じた蔵人たちの意志
『現外』は1995年の阪神淡路大震災の中で生まれた。
酒蔵も大きな被害を受けた。20棟が全壊し生産機能が停止する中、奇跡的に生き残ったタンクがあった。
しかし、そのタンクの中のお酒は、まだ未完成の状態。
このまま廃棄してしまうか、あるいは熟成という選択肢で残すか…。
大きな悲しみや喪失感の中、誰もが目の前の悲惨な「現実」を生き抜くことが精一杯な状況であった。
そんな苦境の中、未完成のお酒に「未来への希望」を託し、ヴィンテージ日本酒への転換を決断する。
最初の20年は、とても飲めるような状態ではなかった。
しかし、20年を超えて、じっくりと熟成を重ねるとともに、奇跡的な美味しさを宿した “ヴィンテージ日本酒” として、育っていった。
唯一無二の味覚体験が世界の評価を集める
そんな「現外」の味わいは、唯一無二。
「カラメルのような甘味」と「ビターチョコレートのような苦味」「フルーティーでありながらスパイシーな深み」が複雜に絡み合う。
グラスを回すと、乳酸のような酸味、ミネラル感、旨味を思わせる香りがスーッと鼻に広がる。
香りで感じられる熟成された深い印象とは異なり、乳酸の甘酸っぱさが心地よく、ミネラルが全体をまとめた軽やかな飲みごこちだ。
口当たりは非常にスムースで、
なめらかな舌触りがしっとりと旨味を感じさせ、舌の上をシルクのように流れていく。
一口飲めば思わずため息が漏れてしまう、極上の味わいだ。
他に類を見ない特有の「芳醇な味わい」と「透明感」は、良質な肉・魚のジューシーな旨味にぴたりと寄り添う。
実際に、昨年はフランスのトップソムリエや飲食メディアおよそ100名による審査が実施される「Kura Master」の古酒部門において金賞を受賞。世界からの評価も高まっている。
時を経て高まる「味わい」と「ヴィンテージの価値」
『現外』は、人為的に作り出すことが二度とできないお酒で、被災したタンクの中にあった分しかこの世に存在しない。
熟成が進むにしたがって、少しずつ香りが豊かになり、味わいも洗練されていくが、
一方で熟成が “ピークアウト” して味わいが落ちる可能性もあり、その時点で販売をやめることもありえる。
この瞬間も熟成が進んでおり、販売期間を逃すと、一生味わうことができない奇跡の日本酒である。
『現外』は、その年の味わいの変化を厳格に審査しながら、毎年値上げしていくことが公表されている。
24年熟成は「150,000円」、25年熟成は「165,000円」、26年熟成は「198,000円」、27年熟成は「220,000円」といった形で、“味わい” と “ヴィンテージとしての価値” は年々確実に向上している。
将来的にはヴィンテージワインのように海外オークションで多くの方に求められる存在にしていく予定だ。
実際すでに投資目的で購入する人も続出しているほか、
来たる特別な日に向け、自宅で熟成させるマニアも数知れない。
近い将来、ニューヨークのオークション「サザビーズ」で世界の最高級酒と並ぶような、
日本を代表する「ヴィンテージ日本酒」になるのも夢ではない。
28年熟成『現外』を限定販売
世界でもわずか数百本しか、流通していない奇跡のヴィンテージ日本酒『現外』。
『現外』は、その希少性や唯一無二のストーリーだけではなく、長期熟成がもたらす奥深い味わいは、世界の品評会で高く評価されている。
そんな「現外」は、28年熟成酒を本数限定で販売をしている。
詳細は、こちらの公式サイトで案内されている。
ぜひこの機会に、この奇跡のヴィンテージ日本酒を味わうチャンスを手に入れてみてはいかがだろうか?
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